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【第一回】非エンジニアがクラウド上にMinecraftサーバーを構築するまでの記録

はじめまして、 id:h1r0k15454k1 と申します。
初めてこちらで記事を書かせていただきます。
普段はちょっとした動画制作やWeb制作などしたり、おうちでシーシャを作ったりギター弾いたりしています。よろしくお願いします。

このシリーズでは、これまで自宅サーバーでMinecraftサーバーを運用していた僕(非エンジニア職)が、FJcloud-V/ニフクラを使ってMinecraftサーバーを作っていこうと思います。非エンジニアゆえ、色々と試行錯誤しながら記事を作成していきます。

今回は、これまで運用していた自宅サーバーの紹介と、クラウド上でサーバーを立てるまでを書いていきたいと思います。

自宅サーバー

まず、自宅サーバーのスペックとインストールされているサーバーについて説明します。

もともと友人が運用していたサーバーなのですが、友人が引っ越すタイミングでサーバー運用を継続することが難しくなり、僕の方で引き取りました。
なので初期構築はしていません。
やっていることとしては、適宜バージョンアップをしたり、落ちたときに都度再起動をかけていることくらいです。

スペック

自宅サーバーのスペックは以下です。

  • CPU:Core i7(第3世代)
  • メモリ:8GB
  • GPU:オンボード
  • ストレージ:1TB(HDD)

Mackerelでモニタリングもしているのですが(特に自動で再起動させるジョブとかは仕込んでいません。なぜならやり方が分からなかったから)、ログを見ているとどうもメモリがいっぱいになって落ちてるので、メモリ不足なんだと思います。

そして、OSとしてUbuntu Desktop(黒い画面だけで解決させられる気がしなかったので……)をインストールし、SpigotMCサーバーを稼働させています。
時折過負荷でダウンしてしまいますが、その都度再起動をすることで対処しています。
噂によるとPaperMCという種類のサーバーは非常に軽量らしいので、今回はそちらをインストールしていこうかなと思います。

サーバー構築

では、サーバーを構築して行きたいと思います!

ログイン

ログイン画面はこちらとなります。 IDとパスワードを入力する画面があるだけのシンプル構成。
結構ログインに手間取るサービスって多いと思うんですが、FJcloud-Vはログインに悩むことはないと思います。

ちなみに、ログイン後は管理画面に遷移します。 管理画面のトップページには、各サービスの稼働状況が一覧で表示されています。
繋がらないぞ……!?というときは、まず管理画面にログインすれば障害状況が見えるのは良いですね。

セキュリティ周りの設定

最初にサーバーを操作するために必要となるSSHキーや不正なアクセスからサーバーを保護するために必要となるファイアウォールの設定を行います。

まずは、ファイアウォールの設定から始めます。
管理画面左上のマークをクリックすると出てくるメニューの中から「コンピューティング」をクリックします。 次に、左部メニューのファイアウォールをクリックします。 上部の「+ファイアウォールグループ作成」をクリックします。 四角で囲んだ部分を入力/選択します。 次に、INルールの設定に移ります。
Minecraftサーバーとしてクライアントと通信をするために必要となる25565ポートとSSH接続をする際に必要となる22ポートを開けておきます。 OUTルール/サーバー選択/ルーター選択/拠点間VPNGWはそのままで大丈夫です。
最後に確認の部分で問題ないことを確認し、「作成する」をクリックします。
これでファイアウォールの設定は完了です。

次に、SSHキーの設定に移ります。
左部メニューのSSHキーをクリックします。
次に、「+SSHキー作成」をクリックします。 SSHキー名/パスフレーズ/メモ(任意)を入力します。
パスフレーズは忘れないように控えておきましょう。
入力後、「作成する」をクリックしてください。 作成後、「SSHキー名_private.pem」という名前で秘密鍵がダウンロードされます。
後で使うので、削除しないよう大切に保管してください。
(ちなみに最初Safariでやって上手くいかなかったので、別のブラウザーがよさそうです)
SSHキーについてはこちらにわかりやすくまとまっているので、仕組みが知りたい方はこちらをご覧ください。

サーバー作成

次に、サーバーの作成に移行します。
管理画面左上のマークをクリックすると出てくるメニューの中から「コンピューティング」をクリックします。
そうすると現在稼働しているサーバーの一覧が表示されますので、左上の「+サーバー作成」をクリックします。
するとポップアップが出てきて、どのようなサーバーを構築するかを聞かるんですが、僕はubuntuしか触ったことがないので今回もubuntuで行こうと思います。
というわけで、上部の検索窓に「ubuntu」と入力して、「Ubuntu Server 22.04 LTS」を選択します。
ちなみにLTSとはLong Term Supportの略で、長い期間サポートを継続してくれる、いわば安定版のようなものです。特別な事情がなければLTSにしておけば良いと思います。 次にゾーンとタイプの選択に遷移します。ちなみにゾーン別機能対応表を見ればわかりますが、選択肢に出てくるeast-11, 12, 13, 14は全て東日本のリージョンです。今回はeast-11を選択しました。
リージョンやゾーンについて詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
サーバーのタイプですが、今回はc-medium8を選択しました。
次に、サーバーの情報や料金プラン、ネットワークなどを聞かれるので入力していきます。
※料金プランは長期利用が想定される場合は月額、短期的な利用の場合は従量のほうがお得です。
その際、SSHキーとファイアウォールの部分は先ほど作成したものを選択してください。
また、ネットワークのグローバルの部分のIPアドレスは「自動割り当て」にしておきましょう。
入力が完了の後、確認画面を経てサーバーを作成してください。 作成したサーバーが一覧に表示され、ステータスの部分が処理中からオンラインに変わったら作成は完了です。

まとめ

これでサーバーの作成は完了です!
ブラウザー上で操作するだけでサーバーの作成まで、特に詰まることなくすすめることができました。
自宅でサーバーを構築するときはOSのインストールなど、面倒な手順をいくつも踏まないといけないのですが、ブラウザー上で選択するだけで構築が完了するのは便利ですね。
ファイアウォールも設定しないとセキュリティ上の問題になりやすい箇所ですが、GUIで簡単に設定できるのが非常にありがたいです。

次回

次回は、今回作成したサーバーに実際にPaperMCをインストールするところまで進めてみたいと思います。
今回は特に詰まることはなかったですが、次回は詰まりそうな予感がしています……!!
ぜひご覧いただければと思います!

注意

※本ブログはMinecraft公式情報ではありません。Mojang社から承認されておらず、Mojang社とは関係ありません。

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