こんにちは、富士通クラウドダイレクトのMです。
先日の「中小企業のエンジニアこそ知っておくべき『BCP(事業継続計画)』の基礎知識」の記事では、災害などの有事の際に被害を最小限にし、事業の継続や早期の復旧を図るための計画である「BCP(事業継続計画)」について、基礎から解説しました。
一方で、「BCPが何かはわかったけど、何を対策として盛り込めばいいの?」と感じた方もいるかと思います。BCPに盛り込むべき対策は業種などによっても異なりますが、例えば製造業の場合、原材料や部品の調達先の複数化、代替拠点の確保と整備などが必要になります。また、これらの業務プロセスを遂行するにあたって考慮しなければならないのが「ITシステム」であり、対策の重要性は極めて高いといえます。
BCPのうち、ITシステムに関する対策のことを「DR(Disaster Recovery)」といいます。今回は、DRの概要から、DRにクラウドを活用するメリットまで、中小企業のエンジニアの方や情報システム部門の方向けに詳しく解説します。
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