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初心者エンジニア向け技術ブログ

【レポート】無料で始める!サーバー構築入門

この記事は、ニフクラブログで2022-07-12に公開された記事を移転したものです。

こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。

2022年5月24日(火)に第48回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。
今回のテーマは、「無料で始める!サーバー構築入門」ということで、クラウドサービスの無料枠(無料Tier)を活用してWordPressでWebサーバーを公開してみようという内容でした。

fujitsufjct.connpass.com

過去のニフクラエンジニアミートアップで、ベテランインフラエンジニアが「自宅サーバーはいいぞ!」と勧めるシーンを幾度となく見てきました。

たとえばこういうやつ… blog.pfs.nifcloud.com

確かに、手っ取り早く学習環境を構築するには良い方法だとは思います。。
とはいえ初心者がいきなり自宅サーバー環境に投資を行うのはハードルが高いですし、まずはお試し無料期間があるサブスクのほうがいいですよね?

ということで、クラウドベンダーの無料枠を使ってWordPressを使ったWebサーバーを構築する手順をまずは私自身が人柱となって皆さんにお話しするのが今回の趣旨です。

サーバー構築の基本

本編に先立って、モデレーターの宮原さんによる「サーバー構築の基本」というセッションが行われました。

数々のサーバー構築をこなしてきた(たぶん)宮原氏による、長年の経験が凝縮された内容です。

サーバー構築のおおまかな流れ

まったく経験がない人、会社で誰からも教えてもらったことがない人は、そもそも基準が無いと思いますし、あまり書籍でも解説されていない分野なので、この流れを参考に進めて、自分なりのアレンジも追加して次にサーバー構築をする人に、手順書を残しておくと良いでしょう。

この段階で手順書を完成させること、さらにコマンドなどはコピペできるようにしておけば、この手順書を後々見ることになる誰か(自分も含め)が楽になります。

詳しくは、下記のスライドと動画をご覧ください。

www.slideshare.net www.youtube.com

雑にWordPressを入れてみた?なぜリベンジ?

続いて、本編の「FJcloud-Vの無料トライアルで雑にWordPressを入れてみた(リベンジ)」です。 「雑に」「リベンジ」と強めのキーワードが散りばめられていて不安になった人も多いでしょう。

以前、私が書いた「FJcloud-Vの無料トライアルで雑にWordPressを入れてみた」という記事がありまして…。

blog.pfs.nifcloud.com

「雑にWordPressを入れた結果、動かなかった」という突っ込みどころ満載の内容ですが、宮原さんが「えー?動いてないんですか。じゃあリベンジですね」とコメントしたのがきっかけで、このセッションが生まれました。

Googleが今もインデックスする2017年の謎ドキュメント解読で未来を変える?

ちょっと古い技術書やドキュメントを参照してソフトウェアの動作検証を行ったら動かなかった…というあるある事例ですが、どこが間違いか?を探すというちょっとした謎解き要素もあるので、某人気漫画にインスパイアされたビジュアルも取り入れてみました(どうでもいい)。

正直なところ、どのクラウドの無料枠でも似たようなことはやれます

各社のクラウド無料枠の比較

今回の「無料で始める!サーバー構築入門」というテーマにあわせて、リベンジの前にクラウドの無料枠を使ってサーバー構築をやってみたいという人のために、自社サービス以外の選択肢についても比較するという親切さ!

ミスったら自腹で高額課金される恐怖感は半端ないですね。

自社サービス以外のクラウドの無料枠を試すときに、注意する点は「無料対象外の機能」「無料枠の超過」です。 これに失敗するといわゆる「クラウド破産」状態になります。 軽度の破産状態?かもしれませんが、一か月分のお小遣いが飛ぶくらいの損害といえど出来れば避けたいですよね?

FJcloud-V(ニフクラOEM)の無料トライアルでは、利用可能な機能はすべて無料です。

また、インスタンスを残した状態で無料トライアルが終了しても自動的に有料プランに移行しません。

その点は、間違いなく初心者に優しい仕様だと思います。 個人のクレカ情報を入れて人柱になりましたので、これはリアルな感想です。

WordPressが動かなかった理由はPHPのバージョン

ここから後は、リベンジに突き進んでまいりますが、どこが間違っていたか結論から申し上げます。

オチ:WordPressのドキュメントをちゃんと読め!

WordPressの動作要件を見落としていた

何も考えずにCLIで必要なソフトウェアをダウンロードするとWordPressの動作要件に合わないバージョンのPHPが導入されてしまいます。

宮原さんに 「WordPressが起動しないんだが?」
と聞いてみたところ
「PHPが動いていないっぽいですね」
というコメントが・・・

このコメントをヒントに、PHPのバージョンが怪しい?WordPressとのバージョン合わせに失敗している?という仮説を立てて、Googleでさまざまなブログなどで調査した結果、PHP8に入れ替えたところ動作しました。

質問できる先輩の重要さとは・・・

厳密には、WordPress(5.9.3)の推奨はPHP7.4以降ですが、PHP8については互換性が保証されていない段階でしたが。。

まとめ

今回のまとめです。

若者は試行錯誤を求めていないらしいですが、正解を知らないので許して…

詳細は下記のスライドと動画をご覧ください。

www.slideshare.net www.youtube.com

セッション終了後に、急遽飛び入りLTと恒例のQAセッションが行われました。

飛び入りも

飛び入りで、富士通テックトーク事務局の前津氏が、「FUJITSU TECH TALKのご紹介」というLTを行いました。 youtu.be 最新テクノロジーやビジネス活用について語り合い、新たな事業の創出を目指して活動していますので、ご興味があれば是非富士通テックトークのサイトをのぞいてみてください。

QAセッション

続いてお待ちかねのQAセッションです。

私自身が回答者になるのは初めてでしたので、技術的な質問が来たら「旧いドキュメントのコマンドをコピペしただけなんで!」と逃げる気満々でしたが、意外と緩めの質問が多く安心しました。

たとえば、気になるお値段ということで、今回の検証と同じ構成を作った場合おいくら?といった質問とか。

同じ構成を有料で構築すると2,710円/月になります…
今回は、最低限のスペックで構築していますので2,710円/月になります。

他社さんで、同じような構成のVPSを借りると、半額以下になるかもしれません。 自営業の方や個人事業主の方が、独自ドメインを取得してWordPressでWebサイトを構築するようなユースケースでは、WordPressがプレインストールされたVPSを選択することが多いはずです。 それほど高い可用性を求めない静的なコンテンツのみのWebサイトならば無難な選択です。

ビジネス要件として、特定の時間帯に負荷で利用できなくなったり、運営側都合のメンテナンスでサービスの停止が頻繁に起きることを許容できない方もいらっしゃるはずです。そういう場合に少しお値段は高くなりますが、高可用性かつ原則無停止メンテナンスのクラウドサービスを選択すると良いでしょう。

その他、QAセッションの模様はこちらの動画をご覧ください。 www.youtube.com

FJcloud-Vの無料枠を使って、サーバー構築を試してみたい!と思った方は、ぜひお試しください。 personal.clouddirect.jp.fujitsu.com

こちらの動画は、WordPressの導入部分のみ若干の補足情報も含め再編集したバージョンです。
実際に構築する際にお役立てください。
youtu.be

次回のニフクラエンジニアミートアップは、7月26日(火)を予定しています。 お楽しみにお待ちください。