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VMware vExpertに聞く!スキル・人脈は?コミュニティへの貢献で広がる世界!

こんにちは。
ずっと眺めていただけだったこのブログ。
とうとう\執筆します!/と自ら名乗りを上げてしまった富士通クラウドダイレクトの中の人 しましまです。

植物は好きなのですが、どうしても枯らしてしまって、うまく育てられたためしがない人間です。 そんな人間が現在、小学生男子ふたりを育てているので、植物みたく枯らさないようにしなければ!という壮大なチャレンジをしています。

子育ては(特に第1子の場合)不安だらけでとにかく本とかSNSとかで情報を探してはそれらに振り回される日々を送ってしまいがちです。
ママコミュニティに入っているだけで、だいぶ不安がなくなります。

ママコミュニティの想像図

コミュニティって大事ー。
どこから情報集めるかって大事ー。

でもそれって子育てに限らず、自分のスキルアップや仕事においても同じことが言えますよね。

ということで!

前置きが長くなりましたが、先日、VMware User Groupというコミュニティでの活動が評価されVMware社から《VMware vExpert™》として認定された方にインタビューしてきましたよ!
世界中から集まるエンジニアたちがいるコミュニティってどんなところなんでしょうか。根掘り葉掘り聞いちゃいました!

VMware vExpert™とは?

そもそもVMware vExpert™ってなに?という方もいるかもしれないので、簡単に説明しておくとVMware vExpert™とは、VMwareが過去1年間にVMwareコミュニティ全体に大きく貢献した個人を表彰するものです。
2023年は、全世界で1380名・日本国内で53名が受賞されました。

今回は、受賞者のお一人、春名英明氏にインタビューすることができました。

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【新人エンジニア向け】情報セキュリティ対策のいろは。筋肉とセキュリティ対策は裏切らない!

皆様こんにちは。富士通クラウドダイレクトのNです。

なにか物事に取り組む場合、「なぜそれが必要なのか」「しないとどうなるのか」を理解するのとしないのでは、取り組み方や意欲が変わってきますよね。筋トレでいうと筋肉の成長メカニズムを理解してからトレーニングを始める、みたいなことです。

まず、筋肉についてです。筋肉というのは「筋トレ→筋繊維の損傷→(栄養・休息)→超回復」によって強くな…る…

筋肉の話は置いておき、今回は新人エンジニアさんや新人情シス担当者さんに向けて、情報セキュリティ対策の基本中の基本、なぜセキュリティ対策が必要なのかを解説します。必要性をしっかりと腹落ちさせ、セキュリティ対策に取り組んでいきましょう。

デットリフトで手の付け根にタコがあります
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Ubuntuについて知ろう 〜 もうひとつのパッケージシステム「Snap」を使いこなす

こんにちは。日本仮想化技術株式会社の水野です。

Ubuntuでは、Debian GNU/Linuxを起源とする「Deb」という形式のパッケージを採用しています。こちらのエントリーでパッケージとサポート期間について紹介しましたが、これはすべて、Deb形式で提供されているパッケージについての話となります。

実はUbuntuではDebの他にもうひとつ、Snapと呼ばれる新しいパッケージシステムが採用されています。今回はこのSnapの特徴やメリット、使い方について解説します。

Debパッケージが抱える問題とは

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サーバー管理の基本 SSHのセキュリティについて知ろう

こんにちは。日本仮想化技術株式会社の水野です。

今回は、サーバーのリモート操作に使われている「SSH」について、運用において注意すべきセキュリティ面にフォーカスしてお話してみたいと思います。

SSHってなに?

サーバールームやデータセンターに置かれているサーバーは、PCとは違って直接触れることができません。いえ、もちろんデータセンターに入館してコンソールを繋げば可能ではあるのですが、よほどの緊急時を除けば、オフィスのPCからリモート接続で操作するのが基本ですよね。特にクラウド上の仮想サーバーは、どう頑張っても物理的に触れないため、リモート操作がマストです。

そして、サーバーのリモート操作に使われているのが「Secure Shell」、通称「SSH」です。その中でもオープンソースな実装である「OpenSSH」を使うケースが多いでしょう。OpenSSHクライアントは、Linuxはもちろん、macOSやWindowsにも標準で用意されているため、別途ツールをインストールする必要もなく便利です*1

なおSSHの概要については、2023年11月29日のニフクラエンジニアミートアップ「サーバー管理者のためのセキュリティ超入門」の宮原さんのセッションのスライドも参照してください。

www.slideshare.net

やっておきたいSSHのセキュリティ対策

一般的なSSHサーバーというのはその用途的に、以下のような問題を抱えています。

  • 外部からの接続を受け付ける必要がある
  • 認証に成功するとサーバーのシェルを取れる

誰がどう見ても、認証を突破されるとヤバいですよね。

*1:意外と知らない人もいるようですが、最近のWindowsはデフォルトでPowerShellからssh.exeを実行することができます。

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プライム・ストラテジー渡部の「推しは富士通」第4回 AlmaLinux VS Rocky Linux 最適な選択はどっち?【不定期連載】

お疲れ様です。プライム・ストラテジーの渡部です。
今日は、サーバー選びの際の一大決断、OS選びにフォーカスを当てます。

FJcloud-V(ニフクラ)で利用できるLinux系OS

FJcloud-V(ニフクラ)でサーバーを立ち上げようとした場合、最初に悩むのはサーバースペックより「どのOSにしたら良いか」かと思います。現在、利用できるOS(スタンダードイメージ)は以下のものがあります。

クラウドユーザーガイド(コンピューティング:OSイメージ:Linux) | ニフクラ

FJcloud-V(ニフクラ)ではプルダウンで選択できます

実は、これらOSには親子関係があります。
まず、世界的にエンタープライズ環境で利用されているOSとしてRed Hat Enterprise Linux(以下、RHEL)があります。Linux上で動く各種アプリケーションもこのRHELを動作OSとして前提としているものが多くあります。しかし、RHELは有償であり、OSに費用をかけれない場合はRHEL以外の無償のOSを利用する必要があります。

その場合選択肢となるのが、RHELのクローンOSであるCentOS / Rocky Linux / AlmaLinuxです。
※今回はUbuntuの話は除外して説明させていただきます。

2大RHELクローンOSの誕生

今までRHELの無償版といえばCentOSでした。CentOSは初版が2004年5月14日にリリースされ、約19年間に渡ってRHELのクローンとして安心して利用できる無償LinuxOSとしての地位を確立してきました。

CentOSをリリースしてきたCentOSプロジェクトはRHELの開発元のRedHat社から資金提供も受けており、この関係は長く続くものと考えられてきました。
エンタープライズ環境においても、保守契約が必要な本番環境はRHELを利用し、開発環境については無償のCentOSを利用するなどの棲み分けも進みました。

 

しかし、激震が起きます。

 

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