こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。
2024年3月21日(木)に第70回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。
「さよならニフクラ 最終回だからニフクラの中の人が話します」という衝撃のお題ですが、これまで登壇してくれたニフクラの中の人を呼んで「ニフクラエンジニアミートアップ」を振り返りつつ、これからのクラウドの技術についてお話を伺う内容でした。
70回記念!数字で振り返るニフクラエンジニアミートアップ
ニフクラを運営する、富士通クラウドテクノロジーズ社の富士通株式会社との合併に伴い、ニフクラは2024年4月1日からは富士通で販売する「FJcloud-V」として 再スタートを切ることになりましたので、「ニフクラ」を冠したエンジニアミートアップは今回が最後になりましたので、過去69回のエンジニアミートアップの総括ということで、まずは事務局の鮫島がLTをやりました。
8年前、ニフクラブログの担当として日本仮想化技術を訪問した際、宮原さんから提案されたのが「エンジニア交流会の開催」でした。
「いいですね。いつかやりましょう」で軽く流してしまわなかったのは、宮原さんから「自分はニフティサーブのフォーラムでコミュニティ運営のノウハウを学んだ」という話を聞いたからですが、それでも当時は、毎月開催するようになるとは思ってもいませんでした。
さまざまな当時の裏話などもまじえて、8年間のあゆみをサクッと数分で説明しました。
最初の頃はギリギリ2桁くらいの参加者だったこともありますが、今では200人を超える参加者が集まるイベントになりました。
CONNPASSのグループ登録者も、最終的に4,000人近く集まりましたので、継続は力なりということでしょう。
日本のインフラエンジニアに頼られるイベントを目指したい
というまとめで締めくくりました。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。 youtu.be
その後、お楽しみ?のランキングの発表に移ります。
参加者数ランキング
2016年~2021年は、リアルイベントとして開催していましたので、3桁も集まる前提ではなかったですが、完全オンラインイベント化してからは、参加者が200名を超す回もありました。
3位 インフラエンジニアのためのネットワーク超入門 「ネットワーク回」では常連の蓮沼愼太郎氏(4回登壇)が出場した回です。
レポートはこちら
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2位 自宅サーバー環境構築超入門2023 こちらは、自宅サーバー環境構築超入門の2回目です。 この回は、飛び入り参加者も多く、仮想化からラズパイ、俗にいう「逸般の誤家庭」案件の話題で大いに盛り上がりました。
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1位 冴えてるインフラエンジニアの育て方 インフラエンジニア向けのバイブル?との評価も高い「インフラエンジニアの教科書」著者である佐野裕さんを初めてお招きした回です。
レポートはこちら
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登壇回数ランキング
登壇回数ランキングは下記の結果となりました。
ニフクラの中の人も、多忙な業務の合間にかなりタイトなスケジュールの登壇依頼にもお応えいただけたので非常に助かりました。
恒例のベンダー対抗座談会に毎年参加していた五月女雄一氏は別格ですが、今回かなりのメンバーが参加してくれたので、次のコーナーではそれぞれにお話を伺ってみました。
中の人トークセッション&Q&A
世良廸夫氏(4回)
ニフクラのKubernetesサービス開発チームの中心人物であり、k8s・コンテナをテーマにした回では必ずといっていいほど出てくれました。
社外活動も積極的に行っている人という印象ですが、Kubernetes関連の書籍も出されているので興味がある方はどうぞ!
蓮沼愼太郎氏(4回)
ニフクラのネットワークサービスの担当者であり、特にVMwareのvExpert認定者としてコミュニティ活動にも積極的に参画(後述)しています。 私は、蓮沼氏の影響でネットワークのバイブル「マスタリングTCP/IP」や業務用ルーターを入手しました。
佐々木大樹氏(3回)
佐々木大樹氏は、「自分、エンジニアじゃありません」といいながら、「マイクラサーバー回」で自宅サーバーのクラウド移行・負荷テストの話をしたり、「ChatGPTでノーコード開発」をするなど、いろんな意味で芸達者な人物です。
FJcloud-Vでマイクラサーバーの負荷テストをした回の動画 youtu.be
北条裕氏(2回)
北条裕氏は、ニフクラの中の人が日々の業務の中で生じる様々な課題に対して全社横断的にエンジニアの視点からの解決を試みる社内委員会「エンジニアタスクフォース」長として、ニフクラエンジニアミートアップにも多大なご協力をいただきました。
特に、ニフティ社との共催回「落ちないシステムの作り方」において、稼働率の高いシステムを作るためには、どうあるべきかという課題をインフラだけではなくソフトウェアエンジニアの立場でも考えるという、いい意味で直球かつ真面目なセッションを披露してくれたのが印象に残っています。
また、登壇経験がある中の人、元中の人も複数駆けつけてくださいまして、お話を伺うことができましたので、そちらもご覧ください。
詳しくはこちらの動画をご覧ください。 www.youtube.com
QAセッション
SlidoによるリアルタイムQAセッションにも、たくさんのコメントが寄せられました。 時節柄、Broadcom社によるVMware社買収の影響などの中の人が答えにくい話も飛び出しましたが、実際に利用中の皆様の「現場の温度感」も知ることができて興味深かったです。
「ESXi無償版の提供が終了した問題」などは、自宅サーバー勢・自宅仮想化勢には影響甚大のようですが、蓮沼と春名(いずれもVMwareのvExpert認定者)からは「vExpert認定されればESXiを無料で使える」というインフラエンジニア的ライフハックも。
ハードルが高そうに見えますが、ブログやイベント登壇などでアウトプットして実績を作れば認定は不可能ではないとうことで、改めて下記のブログが紹介される一幕も。
春名氏のインタビュー blog.clouddirect.jp.fujitsu.com
蓮沼氏のインタビュー blog.clouddirect.jp.fujitsu.com
詳しくはこちらの動画をご覧ください。 www.youtube.com
さよならニフクラ…でもエンジニアミートアップは続く
最終回といいつつ、実は4月以降も続くことがサプライズ?として発表されましたが、引き続き日本全国の初心者インフラエンジニアから頼りにされるコミュニティとして、魅力的なセッションを提供していきたいと思っています。
それではまた来月もよろしくお願いします。