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VMware vExpertに聞く!自己研鑽のスタートラインは社外活動がお勧め

こんにちは。
本を読むのが好きで週末は図書館と本屋に足を運ぶのですが、実際は読む時間が捻出できず、買った本も積まれていくいっぽう。どうしたもんか・・と悩んでいる富士通クラウドダイレクトの中の人 しましま です。

本は好きですが、仕事で必要に駆られて読むものはクラウド関連のドキュメントが中心です。
FJcloud-Vのドキュメントを読むと「VMware製品を基盤としたクラウド」「VMware製品で仮想化されたサーバーを簡単に移行」なんていう言い回しが出てくるのですが、どういうことかというと、FJcloud-VはVMware vSphere®を仮想化基盤としたクラウドサービスなんです。

そこで、FJcloud-Vの中の人(おもにインフラエンジニア)が具体的にVMware製品とどんな風に関わっているのか興味が湧いてきたので、またしてもインタビューを敢行してきました!

インタビューを快く受けてくださったのは、VMware vExpert™2023を受賞された蓮沼さん。

蓮沼氏プロフィール

所属:富士通クラウドテクノロジーズ株式会社 ネットワークサービス部
業務:ネットワークサービスチームのリーダー/VMwareのネットワーク製品を使った仮想サービスの企画・開発・運用
コメント:長年FJcloud-Vのサービスを実装する業務に携わり、サポートも含めて担当。VMware製品の知識はもちろん、幅広いOSSのスキルも求められる業務であるためプライベートの時間を活用し、VMUGコミュニティに参加しながら自身のスキル研鑽に努めている。  

蓮沼さんにVMware製品にどのように関わっているのか、VMUGでの活動、vExpertを受賞するに至った経緯など聞いてきましたよ。

VMUGで活動するきっかけは?

しましま:
そもそもVMUGで活動するようになったきっかけを教えてください。

蓮沼氏:
一時期会社でもっとvExpert受賞者を増やしましょう!って話が盛り上がったことがあって、VMUGの運営の方が当時銀座にあったオフィスまで説明に来てくださったのがきっかけです。それから「vExpertが語る会」に参加したり、勉強会に参加したり、仕事上でもVMUGと接点が多くなりました。自分自身の勉強にもなるコミュニティですし、情報交換もしたくて今もVMUGで活動しています。

vmug-jp.connpass.com

VMUGに関わる原動力は何ですか?

しましま:
仕事で必要だから‥というスタンスではなく、プライベートな時間でも積極的に活動に参加する原動力はなんですか?

蓮沼氏:
仕事でVMware製品に深く関わっているので、他社さんがどのようにVMware製品を使っているのか興味がありますし、最新のアップデート情報は知っておいた方が良いことがあるんですよね。情報収集目的がモチベーションにつながっている気がします。
エンジニアとして何か新しいものがある、こういう使い方すると面白いのでは?という仕事に役立つ情報だけでなく、使ってみてどうなのか、トラブルが起きた時にどのように対処したのか、なんていう裏話的な情報も聞けたりするので非常に面白いと感じます。

しましま:
仕事に役立つ情報もさることながら、蓮沼さん自身の探求心もくすぐられているように聞こえます。

蓮沼氏:
そうですね、会社の方針・戦略でVMware製品を使っているので仕事をしているだけでも詳しくなれるんですが、VMUGで活動していると市場トレンドがわかったり、実は今この製品がアツイんだ!みたいなことがわかるわけです。仕事の領域よりも俯瞰してみることができるから、社外の活動は新しい視点が自分の中にできるのが楽しいんですよ。

どんな活動が評価されたの?

しましま:
あくまでも個人の活動が認定されるVMware vExpert™ですが、蓮沼さんはどんな活動が評価されたんですか?

蓮沼氏:
私の場合は、イベントスピーカーとして評価していただいたと思っています。 VMUGのイベントで「Japan VMUG vExpertが語る」に登壇したり、エンジニアが集まるイベントでも登壇しています。 過去にニフクラエンジニアミートアップにも登壇しました、ざっくばらんに質問をいただいたり有意義なコミュニティだと感じました。

しましま:
イベントに登壇するために、話しの構成を決めたりスライドを作ったり、準備に時間が必要だと思うのですが、自ら手を挙げてされているんですか?それとも、登壇をお願いされることもあるのでしょうか?

2019年のニフクラエンジニアミートアップ登壇時の模様

蓮沼氏:
どちらもあります。入社してから興味がある勉強会で登壇したり、2年目の時に先輩から「東京と大阪で登壇の機会貰ったけど、どう?笑」と声かけて頂いて「ぜひ!」みたいな事もありました 笑
登壇しませんか?と声かけて頂けるのもとても嬉しいですし、この内容面白いから共有したいなという気持ちで自発的に登壇したり、入社してから定期的に情報発信するように努めています。
この前もVMware Exploreのリアルイベントで、VMUGのブースに挨拶しに行ったら有難いことに登壇の機会頂きました 笑

コロナ禍前はイベントもオフライン中心でしたけど、今はリモート化したので登壇する側も、時間の拘束が全体的に短くなって気軽に発表できるようになったと思います。
VMUGではサーバーベンダーやネットワーク製品ベンダーの方が登壇される会もあり、新しい情報が得られてやっぱり楽しいです。イベントにはなるべく参加するようにしています。

VMware vExpert™に認定を受ける評価基準とは?

しましま:
具体的にVMware vExpert™の認定は、イベントスピーカーとしての登壇数が評価されたんですか?それとも登壇内容が評価されたんですか?

蓮沼氏:
あなたのココが良かったから認定しました、という理由は認定時に特に言われないんです、私自身も具体的にはわからないんです。(vExpertの認定を審査するvExpert Proの方に聞けばフィードバック頂けると思います)
過去初めてvExpertに認定頂いた時にフィードバックをもらったことがあり、その時はVMware製品に関するツールをGithubで公開したり、ブログ執筆や登壇の活動を評価したというフィードバックでした。
登壇だけではなく、ブログ執筆やツールの開発と公開、VMware製品に関するOSSコントリビュートなどVMwareコミュニティへの還元に関する活動が評価対象になると思います。

vExpertの認定受けたら何か変わった?

しましま:
vExpertになってから蓮沼さんの仕事や、内面的な変化はありましたか?

蓮沼氏:
社内外の登壇依頼は増えました。登壇すると、その分参加者からのレスポンスが増えるんです。それで自分自身の理解がより深くなっていくのは感じています。それからvExpertになると、いろんな国のvExpertたちがSlack上でやり取りしている中に参加できるんです。つたない英語だとしても、「この機能ってこう使えばいいの?」と質問したら、答えてくれるんですよね。vExpertになったからこそ、さらに理解が深まりますよね。

VMware vExpert認定を目指す方にアドバイス

しましま:
最後に。
このブログを見ている方の中にはvExpert認定取りたいな、と思っている方がいらっしゃると思うので、こういうことをやるととりやすいよ、とか、こうするといいよ、みたいなアドバイスをお願いします。

蓮沼氏:
まずは、Japan VMUGのYouTubeを見ていただくと良いと思います。
動画みるだけですごく勉強になりますよ。
それから、やっぱりコミュニティに入ってみることですかね。最初は聞くだけ参加してみると良いと思います。
認定されるには自分自身で動かないとスタートラインに立てないので、活動の実績を積み上げていくための行動が必要ですよね。きっと、homelab(検証用自宅サーバー)があって、仕事やプライベートでVMware製品を使っている人なら認定される行動につながりやすいのでチャンスがあるんじゃないかと思います。
社内でも新人で自宅サーバーやインフラに興味がある人や、ブログを書いていたりVMware製品を使いこなしているエンジニアの方を見かけると「vExpert挑戦してみない?」とすぐ声をかけてみたりしています 笑
vExpert Proの方がvExpertの申請者の審査を行うのですが、vExpertをできるだけ増やす事を考えて下さっているので、まずは申請してみることが重要なんじゃないでしょうか。

トータルで100VM、56vCPU、196GBメモリーの蓮沼氏の自宅サーバー

まとめ

インタビュー後、思ったのは「好き」が原動力になるということ。
「忙しいことを言い訳にせずVMUGでの活動は自分のために継続的に続けていきたいんです」とおっしゃっていた蓮沼さん。その熱量は、根底に「好き」があるからだと感じました。VMwareファンを公言しているようであり、ファンコミュニティのために自分に何ができるのかを考えている風にも見えました。

後輩育成にも力を入れていて、興味がありそうな若手をどんどん巻き込んで一緒に活動を楽しんでいるのも素晴らしいですね。楽しそうなコミュニティには人が集まります。いろんな企業から立場を超えて集まるエンジニアとの交流に魅力を感じた方は是非VMUGで蓮沼さんを探してみてください!

蓮沼さん、貴重なお話をありがとうございました!

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