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【レポート】新人・初心者エンジニアの質問に何でも答えるよ!(第37回ニフクラエンジニアミートアップ)

この記事は、ニフクラブログで2021-06-01に公開された記事を移転したものです。

こんにちは。 ニフクラエンジニアミートアップ事務局の鮫島です。
2021年5月26日(水)に第37回ニフクラエンジニアミートアップを開催しました。

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今回のテーマは「質問」「雑談」。

IT業界やITエンジニアは、テレワークをされている方も多いと思いますが「意外と仕事がはかどる」「ワークライフバランスが改善され快適」という一方で、「コミュニケーション不足」「ちょっとした相談がしづらい」といった課題もあります。

そこで注目を集めているのが意図的な「雑談」。とはいえ、どうやって「雑談」すればいいかわからないという、新人・初心者エンジニアに、誰でも参加できる気軽な「質問」「雑談」の場を提供して、ゆるく?お悩み相談をやってみようという趣旨になります。

事前に、集めた質問もかなりの本数になり、さらにリアルタイムに飛び込んできた質問、チャットでのツッコミなどもあり軽く定刻をオーバーしてしまうほどの盛り上がりとなりました。

答えにくい質問にも丁寧に答えすぎて時間オーバーしました

正直なところ動画を観ていただいたほうが早いのですが、宮原氏と私が回答をめぐって盛り上がった箇所について、軽くまとめておきました。

勉強の方法が分からない

今のご時勢、テレワークが中心だと会社の備品の本をすぐに手に取れるわけでもなく、先輩に聞くことも難しい。いったいどうするのが正解か?

いきなり盛り上がってしまい10分以上使ってしまいました…

宮原氏:定番の質問。自分に合った勉強法を見つけることが大事。おすすめの本を教えてもらうのもいい。今は書店での立ち読みは難しいが、Amazonなどでレビューを見ながら選ぶことだけでも勉強になる。漫画でもいいから勉強したいテーマの全体像を理解することが重要。英語学習は、短期集中で英語漬けになるような環境で勉強したほうがいい。日本語で思考せず英語で思考しなければ上達しない。

鮫島:本を読むのは重要。読んで内容を咀嚼した後で、本当に理解したかどうか確認するためにアウトプットする。最近は、YouTube動画を見るのもいいが、音声だけながら聞きがおすすめ。

結論:合う本を見つけるのは王道。新人・初心者は基礎的な技術に関する書籍で全体像を理解したほうがいい。英語は短期集中。勉強法は、オールドタイプ・ニュータイプいろいろあると思うが、自分に合った勉強法を見るけるといい。

インフラエンジニアにありがちな悩み

インフラエンジニアより、開発系のほうがキラキラしているようにみえる。 つぶしがきかない気がする、というエンジニアミートアップでもしばしば議論になるテーマ。

長い目ではインフラエンジニアのほうがつぶしがきく説

宮原氏:開発系のエンジニアはキラキラした仕事が多いようにみえるが、常に最新の技術へのキャッチアップを繰り返さなければならないので、大変な部分もある。インフラエンジニアは、覚えることは比較的広範囲に及ぶが、基本的なところをしっかり学んでおけば比較的長期間通用する(応用が利く)技術が多い。
インフラ全般をまんべんなく扱えるジェネラリストも、ジャンルを絞ったスペシャリスト(たとえばネットワークとか)いずれも需要があるスキル。

鮫島:以前のミートアップ「冴えてる!インフラエンジニアの育て方」でも話題になったが、インフラエンジニアとして仕事の楽しさがわかるようになるには、ある程度時間もかかるし教える側の先輩も工夫が必要という印象。

結論:インフラ・開発両方の立場を理解していると、今後はDevOpsが重要になってくるので有利。

社外とのつながり・先輩との関係

社外の人とつながりを持てとよく言われるが、どうやったらいいかわからないという問題。そもそも、リアルで社外の人と会う機会が激減していいる中で、どのように接点を作ればいいのか?

エンジニアミートアップに参加している段階でクリアしてないか?

宮原氏:勉強会や交流会に参加するのはもちろんだが、先輩がいいコミュニティに誘ってあげる・いい場所をみつけてあげるといい。また、イベントに最後まで残ってみるのがおすすめ。運営の人や常連に覚えてもらったり、面白い話をきけることがある。

鮫島:オンラインでも、自分に合ったコミュニティを見つけてほしい。合わないのに無理するとキツイ。

結論:我々のようなコミュニティの運営側は、オンラインであっても参加しやすさ・交流がすすむような工夫を常に考えるようにしたい。

適性の問題(会社・配属先など)

会社を辞めたいと上司に相談した際に時によくいわれる「今辞めたら他でも通用しない」という言葉。

会社を辞めると切り出したら言われる常套句ではあります

宮原氏:もう少し経験を積んでみたほうがいいというアドバイスならば聞いてみる価値がある。この言われ方をするのはたぶん(会社と)合っていないからだと思う。

鮫島:ブラックな企業の香りがする。また、会社と合っていない可能性もあるが、相談した上司と合っていない可能性を感じる。

結論:合わないならば辞めるという選択はアリ。しかし、辞めて何がやりたいか?という視点は必要。

先輩との距離感がわからない

先輩とのジェネレーションギャップ、失礼にならない距離感とは?

ガンダムとスラムダンクの話題は地雷じゃないか?

宮原氏:俺のガンダムと新人の知ってるガンダムは違うとか、ジェネレーションギャップの問題はある。新人はあまり気にせず「それ何?教えてください!」などと返すといい。先輩的には、新人に歩み寄る姿勢(基本ウェルカム)も必要。
ただ、質問をする際にはある程度調べた上で分からなかったというと先輩は喜んで教えてくれる。

結論:ジェネレーションギャップはあまり気にするな。ギャップを作るほうも感じるほうもネタにするくらいの度量が必要。

インフラ触りたての新人がクラウドや物理レイヤーに興味を持ってくれない

アプリケーションから始まって、インフラを触り始めた新人が、herokuくらいまでは興味を持つが、その先のレイヤー(クラウドや物理)に中々興味をもってくれない。

レイヤーが離れすぎていて知らなくてもいいという説も

宮原氏:AWSはともかく、パソコンの自作とか、ラズパイで電子工作をやってみるといいのでは?ある程度、半強制的にやってもらってもいいと思う。楽しければいいと思うが、楽しいかどうかは人によって違う。先輩が引っ張ってあげつつ、新人の要望をくみ取ってあげる必要もある。

鮫島:これは、若い人の思考がリープフロッグ的だから裏の仕組みは知らなくても使えるという問題かも。とはいえ、裏の仕組みを理解することは無駄な知識ではないと思う。

結論:裏の仕組みを知ることは一般教養の範囲。パソコン自作とか電子工作を試しにやらせてみるといい。楽しいかどうかわからないけど失敗を恐れずにチャレンジする(環境を用意する)ことが大事。

まとめ

駆け足でレポートしましたが、新人と先輩のいろいろな違い・ギャップがあることは認めた上である程度ルールにのっとって、自由に動いていい環境(心理的安全性の確保)をルールとセットで用意してあげるといいと思いました。

今のご時世、リアルで集まるのは難しいにしても、オンラインで意図的にグループで会話をする機会・環境を用意してあげることは、新人・初心者を教える側の立場で必要な要素だと感じます。

この他にも、レポートではあえて取り上げなかったグレーな質問などもありますので、ぜひYouTube動画をご覧ください。

なんと、チャプターを入れておいたので目次から興味のあるお題に飛ぶことができます。

www.youtube.com

それでは次回もお楽しみに! 6月30日に開催する予定です。

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